少し背の高い…

車を買いました。

7月にネットで見つけ、東京のお店と電話で連絡をとって8月1日に購入を決定、そこから一ヶ月半待ってついに納車されたのが…

1973年式 フォルクスワーゲン・ビートル 1303カブリオレ

ヒトラーの計画のもとポルシェが生み出したドイツの国民車、ビートル。

世界一売れた車としてギネス記録に認定されている車です。

1938年に生まれてから1978年まで進化を繰り返し、本国での生産終了後もメキシコで2003年まで生産された自動車界のアンモナイト。

中でもこの「1303」は70年代の限られた年月だけ生産された、ビートルの最終進化版(*)。

「普通の」ビートルとは顔つきが少し異なり、乗り心地の良い足回り、曲面ガラスのフロントウインドウ、近代的なダッシュボードなどを装備した仕様…なのですが、現在ではそれゆえ不人気のモデルとなっています。要するに、「古い方がエラい」の風潮があるのです。

(*)当時は憧れのグレードだったような話も見られるが、一方で「普通の」ビートルよりも早く生産を終了している。メキシコの2000年代製の方が、70年代の「1303」よりも古いビートルに近い仕様だったりする。

ともかく、「1303」は当時の高級仕様。更にエンジンが通常モデルの1200ccよりも大きな1600ccの「1303S」、そして更にその上に最高級グレードのカブリオレがありました。

つまり、このたびビートルの最終進化版最高級仕様を手にいれたのです。（笑

実は、最近変えたブログタイトルもこの車に由来しています。

この車、実際には「ビートル」という名前ではありません。「フォルクスワーゲン1303」なのです。

ビートルは、あくまで人々が勝手につけたニックネーム。国によってその呼び名も異なり、アメリカでは「バグ(Bug)」と呼ばれたりもするのです。

寒さ厳しい北海道にやってきたバグ、73年式。その意味がブログタイトルに詰まっています。

#よく似たタイトルの歌を知っているという方、たいへん鋭いです。もちろん、そこからの連想です。

そんなわけで、今後はこのビートルもブログの主役となっていくことでしょう。