FROZEN BUG'73

趣味がいっぱい、お金はあんまり…車、バイク、ギター、オーディオ、カメラ、DIY大好き男の雑記ブログ

革巻きステアリングに交換の巻

車のカスタマイズといえば…

ふた昔前まで、スポーツタイプのステアリングに交換っていうのはとてもメジャーだったと思うんですが

いまやエアバッグやらステアリングスイッチやら何やらで、純正ステアリングで我慢するしかない状況がほとんど…

とはいえ昔に比べると純正ステアリングもかっこよくなったり小径でスポーティだったりしますけどね。

 

なんて話は私のビートルには無関係!

純正のやたらでかくて細いプラスチック丸出しのステアリングがかっこわるい!(個人の感想です)

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ホーンボタンにヴォルフスブルクVWの工場があるドイツの都市)の紋章が入っているのはとても良いんですけど。

なんて考えていた矢先、空冷VWのイベントでかっこいいステアリングを安価で手に入れました。

詳細不明ですけど、一応ABARTHの刻印が入っているのと、ホーンボタンには純正ステアリングを遥かに凌ぐクールなヴォルフスブルクの紋章が。(写真は後で)

 

#ABARTHっていうとフィアットのお抱えチューニング部門のイメージですけど、元々はフィアットに限らずアフターパーツを出してた会社なんですよね。ステアリングは今でも作っているはず。

 

ということでステアリング交換の巻。エアバッグついてる車はバッテリー外して数十分放置してから作業してくださいね、暴発しますよ。他にも警告灯とか色々対処しないといけないかも。

今回はそういう最新デバイスと無縁の車の作業としてのメモです。あ、でもホーンが不用意に鳴るのを防ぐためにはバッテリー外しておいた方がいいかも。

 

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まずはステアリング中央のカバーを外します。内装剥がしでコジればパコッと外れます。

車によっては柔らかいゴム系の素材で、手でジワジワ外してやれば取れることも。あるいは裏からビス留めしてある場合もあるかも?

このとき、ホーンと繋がっている端子の配線が一緒に外れると思います。これが変なところに触れると、鳴ります。ホーン。

 

ハンドルロックがかかった状態で、中央の大きなナットを緩めます。ここのサイズは車によって様々。この時、完全に外さないように。

昔乗ってたジムニーは21mmくらいだったかな。うちのビートルはなんと27mm、そんな大きなソケット持ってないです…

ということで買ってきたのが、9.5mm→12.7mm変換アダプタ、エクステンションバー、27mmソケット。

ラチェットレンチなど、四角いソケットにはめて使う工具には差込部が6.3mm(1/4インチ)、9.5mm(3/8インチ)、12.7mm(1/2インチ)の三種類がありますが、27mmのソケットは12.7mmのゴツいやつしかないんですよね。

とはいえ今回は12.7mmのレンチじゃないといけないほどのトルクが必要な場所ではないので(万が一緩んだらすぐ気付けますし)、手持ちの9.5mmラチェット+変換アダプタに決定。

 

ナットを緩めたらハンドルをグイグイと、左右交互にねじるようにして手前に引きます。

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さっきのナットを完全に外してからだと、ここで外れたハンドルが顔面を直撃します。外さなかった理由がこれ。

ハンドルが(ナットさえ外れれば)スポッと抜けそうな感じになったところでいよいよナットを外します。この時、ハンドルの角度をきちんと覚えておくか、ステアリングシャフトにマーキングをして角度をわかるようにしておかないと、取り付けの時に困ります。

 

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この星では、社外品のハンドルはそのまま取り付けられない。

 

ボスが必要です。BOSS。

汎用品のステアリングを、各車種のシャフトに適合するように変換するアダプタみたいなもの。

ビートルの場合は年式によって2種類。簡単に入手できるのはHKB SPORTSのVW-35及びVW-36。

73年までがVW-35、74年からがVW-36…が基本みたいですけど、例外もあるかも。

送料込みで考えたらAmazonが一番安かったので、1ヶ月待ちを我慢して注文。 

HKB SPORTS ステアリングボス VW-35

HKB SPORTS ステアリングボス VW-35

 

ステアリングをボスにくっつけます。ボルト6本。ボスに付属してる小さなリングのような部品をうっかり外してしまうと、あとでホーンボタンが取り付けられません(やらかしました)。ボスとステアリングの間に挟んだまま取り付けます。

 

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この時、裏側のウインカーリターンピンが純正と同じ位置に来るようにしないと、ウインカーが戻らなかったり変なところで戻ったり、最悪の場合ウインカーレバーをぶっ壊したりする可能性があります。

私はちゃんと合わせたはずなのに左右で不均等な位置でウインカーが戻るようになりました…特に左は敏感すぎて不便な状況。そのうちまた分解して見てみる予定。

 

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あとは外す前のステアリングと同じ角度になるようにシャフトにはめて、ナットで固定。ボスから伸びた配線の端子をホーンボタンの端子に接続し、ホーンボタンをステアリングにはめ込んで完成!ちゃんとホーンが鳴るか確認しましょう。

 余談ですがこの写真はさっき言ったリング状の部品を忘れてるのでホーンボタンが付かないことに気づく5秒前です。外してやり直しました。

 

さて今回の交換、パワステのない旧車で小さなステアリングに変えたのでハンドルが重くなるかな〜と思ってましたが、むしろ細いプラスチックのステアリングから適度に太い革巻きに変わって力が入りやすくなったのか、運転は楽になりました。そんなこともあるんですねぇ…

あと、膝の上のスペースに余裕ができました。(笑

 ただし、メーターがめちゃくちゃ読みづらくなりました。40〜120km/hがステアリングに隠れてしまった…

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