「かんすぴ」FOSTEX P800-E + P800K でスピーカーづくり
前回の記事で壁にかけたリアスピーカー。
タイトルの通り、自作スピーカー入門として評判の良いFOSTEXの8cmフルレンジスピーカー。
FOSTEX 8cm フルレンジ スピーカーユニット P800K
- 出版社/メーカー: FOSTEX
- 発売日: 2012/10/22
- メディア: エレクトロニクス
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スピーカーユニット本体とボックスが別々に売られていて、自分で組み立てるモノですね。
もともとFOSTEXのスピーカーは、DTM用にパワードモニター PM0.5nを使ってまして、その音に信頼があるので、P800Kは別の用途にスピーカーユニットだけ使いたくて持ってたんです。
FOSTEX プロフェッショナル・スタジオ・モニター 13cm 2way ホワイト PM0.5n(W)
- 出版社/メーカー: FOSTEX
- 発売日: 2010/11/15
- メディア: エレクトロニクス
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これがPM0.5n、モニターとしても文句ないしリスニング用にも楽しく聴ける良いスピーカーです。ひとまわり小さいPM0.4を使っていたのですが、低音の伸び・深みがリスニング用には物足りなかったので買い替えました。
で、P800Kはいろいろあって結局使わずに余っていたので、P800-E(スピーカーボックス)を追加購入して今回リアスピーカーにしました。
P800-E、ターミナルをスピーカーユニットに繋いでビス止めすればOKの状態で売られています。音質調整用に、内部にはフェルトがある程度詰められています。オイルステイン仕上げっぽい外観は値段以上の高級感。ボックス裏面には最初からターミナルが取り付けられています。
説明書に従って、スピーカーユニットを載せてみてペンでネジ穴にマーキングをして…
タッピングビスを半分くらい締め込んだところで一度外して、盛り上がってきた部分をカッターで削って…
いや、めんどくさいわコレ
説明書の通りにやってみましたが、これってあれなんですね、「プラスドライバー一本でできる!」っていうのがウリの手順なんですね。
我々日曜大工クラスタはやっぱりいつもの通り…
電動ドリルで下穴開けりゃ一発じゃい!
「ドリル使わないのは何か理由があるのかな…」と思ってやってましたが、そもそもドリル持ってない人向けの手順だったのですね。
あとはスピーカーユニット側に付属しているガスケットを挟んでビス止めして終わり。
音質チェック!
もちろんペア6000円の8cmフルレンジバスレフということで、過度な期待をしてはいけません。
でも、これは面白い音だと思います。
「かんすぴ」のラインナップにはツイーターのついた2wayシステムも用意されていますが、それに納得。ハイはさほど伸びません。
ローは周波数的には伸びませんが、スカスカなわけではなく、ミドル〜ローミッドのあたりまでは箱をフルに鳴らしてる感じがあります。
結果として、R&Bやファンクはものすごく味のある鳴らし方をしてくれます。ただし電子音楽系は全然だめ。ベース音の周波数がキモですね。ミドルがゴリっと鳴るベースをとても特徴的に鳴らします。いわゆるプレシジョンベースの音が得意。
メインスピーカーとしては全くの力不足ですけど、鳴らすジャンルや場所を選べば「良いスピーカー」には真似のできない雰囲気が出ますね。例えばキッチンとかに置いておくと面白いかも。最近はBluetoothオーディオ搭載の小型アンプなんかもありますし。
ELEGIANT Bluetooth 2チャンネル パワーアンプ ステレオ スピーカー HI-FI アンプ ゴールド 電源アダプタ付き
- 出版社/メーカー: ELEGIANT
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こういうのとセットで使うと、家中どこにでも設置できて良いかも。
普遍的な「良い音」を求めるなら、中古で良いスピーカーがいくらでも探せると思いますし、さきほど述べた「キッチン用」などには最近いろいろ出ているポータブルBluetoothスピーカーが良いと思います。UE BOOM、JBL FLIPシリーズなど、1万円以下で低音から高音まで綺麗に鳴らしてくれるスピーカーがいっぱいあるので。
自分で組み立てたという満足感、独特の味のある音質、もしくは今回のようにサラウンド用の補助的な使用…などシチュエーションは選ぶスピーカーですが、そのあたりにマッチすれば楽しいスピーカーです。