FROZEN BUG'73

趣味がいっぱい、お金はあんまり…車、バイク、ギター、オーディオ、カメラ、DIY大好き男の雑記ブログ

シガーソケットを取り付ける

私のビートルには、シガーソケットを取り付けるはずの穴(と、その蓋)だけがあってシガーソケット本体がついていませんでした。

軽トラなんかにもよくあるパターンですね、ソケットの穴だけついているのは。これをどうにかしたい、ケータイの充電とか色々使い道がありますし!

 

市販の「アクセサリーソケット増設キット」とかには頼りたくないのですよ、せっかく純正の穴があるんだからきちんとしたシガーソケットをつけたい。

 

まずは適当なシガーソケット本体を入手します。解体屋とか、部品バラして売るタイプのお店(アップガレージとか)で安く手に入るでしょう。私の場合は行きつけのビートル専門店に相談したら「あ、これちょうどビートルに付いてたやつ、あげるよ」とタダでもらってしまいました。

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右側の部品が外側(表側)、左側の部品が内側(裏側)になります。ネジ込んで取り付け部分を挟む感じで取り付けます。

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インパネの取り付け穴にハマっているメクラ蓋を外します。どの車種でも、裏側から押せば外れるはず。

で、パネルに取り付ける前に配線を済ませてしまいましょう。

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二つの部品をはめ合わせると、表側パーツの真ん中の突起が飛び出てきますので、そこにアクセサリー電源(イグニッションをONにした時だけ電源が流れる線)を繋ぎます。裏側パーツの方に付いている端子にはアースを繋ぎます。今回はちょうど以前何かの電装品取り付けに使われていたと思われるアース線がどこかから伸びていたので再利用。何もない場合はボディアースに落とします。ボディの鉄板にくっついているネジ(要するに塗装されていない部分と接している金属)に挟み込むのが定番。ビートルの場合は前者がギボシ端子、後者が平型端子であっさり繋がりましたが、これは車種によって端子が異なるかも?

この状態でテスターなり適当な電装品を使って通電を確認したら、一回配線を外して2つのパーツを外して、パネルを挟むように取り付けて配線を再び繋いで完成。

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USB充電ソケットを取り付けました。

 

…と簡単に説明しましたが、アクセサリー電源の取り出しには注意が必要です。これは一番取り出しやすい場所がオーディオ配線(の、大抵は赤いケーブル)の裏側に割り込ませる手法なんですが、むやみに行うと危険です。というのも、オーディオ裏のアクセサリー電源は、オーディオ以外のものを接続して大容量を流せるようになっていない場合がほとんど。電線には、どれだけの電流を流せるかが決まっていて、それをきちんと守らないと発火の危険があります。その上、アクセサリー電源はイグニッションスイッチやら何やらを経由しており、それらの部分が耐えられる電流を超えてしまうと大変危険なので、直接電装品を動かすような電流を流してはいけないのです。ノーマル状態でどれだけの余裕を持った電線や端子が使われているかはわかりませんので。

 

じゃあどうするかというと、ベストな方法は「バッテリーから直接電源を引き、ただしON/OFFだけはオーディオ裏のアクセサリー電源から取って制御する」方法。

特に空気入れや掃除機、インバーターなど大電力を必要とする機器を繋ぐ場合は絶対にこの方法で配線しないといけません。あと15A程度のヒューズも入れておきましょう。

…という説明でわかる方には、今更いうまでもないことだとは思いますけれども。丁寧な説明はまた後日いたします。