FROZEN BUG'73

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クロスビーは14インチホイールを履けます!

クロスビーのホイール、大きいですよね。

と突然言われても困惑するかと思いますが、スズキ・クロスビーの純正ホイールは16インチです。それに175/60R16のタイヤを組み合わせています。これがどうにも、車全体のイメージと合わないなと思っています。ハスラーよりも筋肉質なボディに、どうしてこんな薄っぺらいタイヤがついているのか。もっと厚みのあるタイヤでワイルド感を出したい。(そもそも60扁平を薄っぺらいと思っているあたり、私の感覚がちょっとおかしくなっている気もします)

また、北国のオーナーは冬になるとスタッドレスタイヤと、それを履かせておくための冬用ホイールが必要になりますね。その費用は抑えたい、そのために純正より小さいホイールを履かせて…という人も結構いると思います。

…で、正直なところ現在(2022年末)はネットで「クロスビー 14インチ」と検索すればたくさん実例が出てくるんですが、私がこれを試した2019年春の時点では全然情報がなかったのです…その時にブログ記事にしておけばよかったものを、今思い出したように記しておきます。

結論はタイトルで言っちゃってる通りなんですが、その前に知っておきたいことをいろいろ…まずクロスビー、足回りはブレーキなども含めイグニスとほぼ共通だと思われます。(バネのレートが違ったりはするらしい)
で、イグニスのホイールは上位グレードがクロスビーと同じ(ていうかクロスビーがイグニス用ホイールを流用した感じ)ですが、下位グレードが15インチになっています。このことから、クロスビーにも15インチ履けるだろ、という考えに至る人は多い。もちろん問題なく履けるようです。が、2インチ下げるのは流石に…どうだ…?と悩むわけです。ホイールのサイズを小さくすると、ブレーキキャリパーやサスペンションのアーム類とぶつかる可能性が出てくるからですね。

で、純正ホイールのスポークの隙間からいろいろ見て「ぶつかりそうなアームないしブレーキも小さいしいけるっしょ」と試着もせずに14インチホイールを買いました。今考えるとバカの所業です。良い子は必ず専門店で試着してから買いましょう。

先に完成画像です。ホイールはHEART VOICE ラブリースイートレーベル アナム 14×5.0。軽自動車向けのホイールです。

www.heartvoice.co.jp
そんな(軽自動車用の)ホイールで大丈夫か?という疑問もあることでしょう。自動車のアルミホイールには耐荷重の基準があります。いろいろ細かく決まってるんですが、とりあえず国産車向けの一般的なホイールは14インチも16インチも同じ荷重での試験が課されています。最低でも一輪あたり500kgに耐えらえると考えて良いです。クロスビーの車重が1000kg、前後で均等に荷重がかかっているわけではないし乗員の体重が加算されて…と考えても、一輪あたり500kgを超える荷重がかかることはないでしょう。

タイヤはいたずらに太いものにするとデメリットが目立ちますので、純正の175幅にできるだけ近く、かつ外径が大きく変化しないものを…ということで185/70R14 88Sをチョイス。カローラやノート、フリードの純正サイズのようです。なお、タイヤにもサイズごとに耐荷重が決められています。普段タイヤサイズ見る時って、「185/70R14」の部分までしか気にしてない人が多いのではないでしょうか。その後ろの「88」が耐荷重をあらわします(その後ろの「S」は速度記号、最大で何km/hまで対応するかの表示です。)
じゃあ88だと何kgまでだいじょうぶなの〜?っていうのは、空気圧によっても変わってくるしその都度対応表を見ないと正直わかりません。

tire.bridgestone.co.jp

88の場合は空気圧によらずクロスビーの重量(と乗員の体重、あと走行時の傾きなどによる荷重の変化まで一応考えて…)には余裕で対応できそうなのでOKです。

当時はFALKENのSN832iが安かったのでそれを選びましたが、コンパクトカーに純正装着されるようなコンフォートタイヤなのでロードノイズが大きいです。次は静粛性に期待してREGNOにしようか、でも今だと見た目重視ならOPEN COUNTRY R/Tの165/80R14という選択もあります。これはプロボックス/サクシードやNV200バネットのオフローダー風カスタムに使われるタイヤ。ゴツいパターンとホワイトレターが魅力的ですが、このトレッドパターンだとロードノイズは悪化すること間違いないでしょう。

私の場合は夏用に可愛いホイールと厚みのあるタイヤであえてのインチダウンカスタム!ということで純正ホイールを冬用にまわしたため、スタッドレスタイヤは比較的高価な16インチを買わざるを得ないのですが…逆のパターンで冬用に安い14インチホイールを履かせれば、冬タイヤを安く買えてお財布に優しいマイカー生活ができますね。

繰り返しになりますが、ホイールによって裏側(ブレーキやサスペンションと面する側)の出っぱり具合や厚みが違いますので、必ずしもすべての14インチホイールを装着できる保証があるわけではありません。(とはいえ正直、クロスビーに関してはブレーキもサスペンションも14インチで際どい部分はないと思いますが)純正と異なるサイズのホイール購入は必ず試着してから!