FROZEN BUG'73

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旧車のエンジンオイルは断然、1本600円のコレ

ガソリンで走る車にまだまだ乗り続けるつもりのみなさんは、エンジンの調子には敏感なことでしょう。

私のビートルもそうですが、ちょっと古い車だとエンジンオイル選びにも気を使いますね最近は。カー用品店にいけば5W-30やら0W-20やら、そんな粘度見たことないわ!というエコカー用のオイルがずらり。

古い車は各部の摩耗で硬めのオイルを入れないとオイル減りが顕著だったり、そもそも指定粘度がもともと高かったりするんですよね。で、用品店じゃ10W-40クラスでもスポーツ走行向けの高いオイルばっかり。更には「旧車に化学合成油を入れると漏れる」「摩耗を防ぐ成分を配合した専用の…」とか、いろいろなウンチクがついて回る。

 

いいんですよ高いオイルなんか買わなくても。

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写真左側、Valvoline VR1 Racing 20W-50、おそらく全国のトライアルで1QT(946ml) 599円で売られてます。4Lに換算すると2,500円程度ですけど、20W-50でそんな安いオイルは他になかなかない。

 

ただ、このオイルを推す一番のポイントはそこじゃないんですよ。旧車のエンジンに大切なのはやっぱり「摩耗防止」。エンジンオイルがその役目を果たすためには、オイルに含まれる亜鉛とリンが重要なのです。摩耗防止の皮膜を作ってくれる成分だと思ってください。

で、イマドキの「SM」やら「SN」といった良いグレードのオイルだと、環境に配慮して亜鉛とリンの含有量が規制されているのです。それぞれ0.08%以下にしなさいと。

ただ、それはいわゆる「一般的な」粘度でのおはなし。20W-50なんていう酔狂なオイルはなんと規制対象外…なので、「よっしゃエンジン保護のためにがっつり入れたるわ!」というコンセプトのオイルなのですVR1は。データシートを見るとわかりますが、普通のオイルの2倍近く入ってます。SNグレード対応なのに。

 

VR1以外にも、そういうオイルは探せばあるんですが…すっごく高いんですよ。やっぱり、旧車マニアとかに売れるから。粘度も成分もそういう高級オイルと変わらず、でも値段はホームセンターで適当なカストロール買ってくるのと変わらない、っていうのがVR1のポイント。財布にもエンジンにも優しい素敵なオイル…お試しあれ。

 

 

 

余談ですが…

北海道の冬には、20Wはちょっときついので寒い時期には写真右のPREMIUM 10W-40と混ぜたり、真冬になったら100%そっちにしちゃったりしてます。こっちは特に保護成分増量な訳ではないですが、これもトライアルで安いので。(笑